沖縄好きのみなさん (^^)/
このご時世、なかなか沖縄旅行にいけなくてウズウズしてませんか?
最近、朝ドラで沖縄が舞台の「ちむどんどん」が放送されて、うちなーぐち(沖縄のことば)が注目されていますね。
私も旅行が好きなのですが、
「もっと言葉と文化を知っていたらなぁ」
と思うことが結構あります。
観光地を回るだけでも楽しいですが、沖縄の言葉や歴史、習慣をちょこっと知ってると100倍旅行を楽しめますよ。
沖縄の方言を覚える方法
沖縄の方言を知るには、いろんな方法があります。
・沖縄の知り合いに教えてもらう
・ネットや本で調べる
・YouTubeで覚える
・マンガで覚える
一番いい方法は、沖縄の知り合いに教えてもらうことです。
リアルに使われている生きた言葉が知れます。
でも、沖縄に知り合いなんていないよ!という声が聞こえてきそうです。
ネットや本、YouTubeでなら自分ひとりで調べられるけど、はじめて行く旅行先のことをそこまで深く勉強するのはちょっと。。。と思いますよね。
沖縄旅行を楽しむためだから、簡単に沖縄を知れればいいよ
そこでおすすめなのが、マンガ!
簡単な方言を覚えるなら沖ツラ
うちなーぐち(沖縄のことば)を学ぶ入り口として最適なのがマンガです。
本を読むのが苦手という人も、マンガなら抵抗なくスイスイ読むことができますよね。
おすすめは「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」です。
「沖ツラ」と呼ばれるこのマンガ、沖縄書店大賞の沖縄部門準大賞に選ばれるほど注目の作品なんです。
あらすじ、みどころを紹介していきます。
「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」って?
あらすじ
登場する主なキャラクターは3人。
・てーるー
(主人公。東京からの転校生)
・喜屋武さん
(てーるーが好きな子。会話がほぼ方言)
・比嘉さん
(喜屋武さんの親友。てーるーのことが好き)
《あらすじ》
東京から沖縄に転校してきたてーるーは、新しい学校で好きな子ができました。
でも一つ問題が。それは、好きな子である喜屋武さんが話す方言がわからなくてうまく話せない!
喜屋武さんの親友の比嘉さんがいつも通訳して助けてくれるんだけど、実は、比嘉さんは密かにてーるーに想いをよせていて。。。
方言がわからないてーるーが起こすハプニングや、東京とは違うカルチャーショックの連続に思わずクスっと笑っちゃう物語です。
てーるーの想いは喜屋武さんに届くのか、比嘉さんの恋心はどうなるのか、てーるーが方言をマスターする日はくるのか。。。展開が楽しみです。
登場するうちなーんちゅ(沖縄人)特有の温かい雰囲気にも、ほっこり癒されます。
沖ツラのここが面白い
方言に訳や解説がついていてわかりやすい
物語で登場する方言のほとんどは、訳や説明がセットになっています。
沖縄の方言がわからない人でも、会話の中で比嘉さんが通訳してくれているので、なんとなく意味がわかると思います。
県外から沖縄にきた人がまどわされやすい沖縄のことばもたくさん登場します。
例えば、てーるーが戸惑ったことばのひとつが「しましょうね」。
Let’s(一緒に~しよう)ではなくて、I will(私は~します)という意味で沖縄では使われます。
私もこれは県外出身の友人に言われたことがあって、標準語っぽくても、沖縄独特のニュアンスのことばって結構あるんですよね。
沖縄の描写が細かい
沖縄が題材のマンガと聞いて、どうせまた「なんくるないさー」連発するんでしょ~と思っていました。
でも、このマンガは違います。
ことばとか、沖縄人の気質とか、結構リアルです。疑ってすみません。。。
作者の空えぐみ先生は沖縄に移住して、地域住民の方に文化やことばを教わったり、実際に体験したことを物語に反映させているそうです。
読み進めて驚くのが、沖縄人でも知っている人あんまりいないんじゃないかっていう風習が出てきたりします。
たくさん取材して、沖縄のことをかなり勉強してくださっているんだなと感じます。
空えぐみ先生の沖縄愛が伝わってきて、すごく嬉しくて、地元民としてありがとうーと思いながら読み進めています。
方言以外にも、カチャーシーや指笛の講座があったり、沖縄の人なら誰でも知っているおまじないや言い伝えが出てきたりと、テレビやSNSでは取り上げられない沖縄がくわしく、そしてフランクに描かれています。
たまに登場する、沖縄あるある風景を見つけるのも面白いです。
作品の中で下の2つに気づいた方は、かなりの沖縄通とお見受けします^^
・貯水タンク
断水に備えて、沖縄の家の上には、貯水タンクが必ずといっていいほど設置されています。
背景にさりげなく描かれているシーンがあります。
・エンダーのルートビア缶
日本では沖縄にしかないファーストフード、A&W(通称:エンダー)には、サロンパス味ともいわれる独特な風味にもかかわらず人気の「ルートビア」という炭酸飲料があります。
物語の最初のほうで、てーるーが比嘉さんにジュース缶を渡すシーンがありますが、ルートビアをモデルにしたと思われるデザインの缶なので、探してみてくださいね。
喜屋武さん派?比嘉さん派?
てーるーと、喜屋武さんの恋愛漫画かと思いきや、てーるーのことを好きなサブキャラ的存在の比嘉さんが可愛くてめっちゃキュンキュンさせてくれます。
活発な喜屋武さんの元気で明るい雰囲気も魅力的だし、シャイな比嘉さんの可愛さに思わず応援したくなる。。。
ちなみに、私は比嘉さん推しです^^
沖縄の女の子の恥ずかしがりなところがリアルに表現されていて、昔、地元にこんなシャイな子いたなぁと、思い出しました。
沖縄のことばや文化を取り入れながらも、ラブコメ的要素もたくさんあってワクワクしちゃいます。
まとめ:マンガなら簡単&楽しく沖縄を知れる
沖縄の方言や文化を知るきっかけとして、マンガをご紹介しました。
「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」は作者の空えぐみ先生の沖縄愛が伝わってくる作品なので、
これから沖縄旅行に行く人のウキウキ気分をさらに高めてくれること間違いなしです ♪
沖縄にくわしいリピーターの方、沖縄県民が読んでもいろんな発見があって楽しめる内容です。
このマンガで知った沖縄のことばを現地の人との会話のきっかけにしてみると、沖縄旅行を楽しめそうですね。