沖縄で桜の開花状況が話題になっている1月下旬から2月にかけて、コスモスも見頃を迎えます。
「内間御殿のコスモスが咲いていますよ」とラジオから聞こえてきたので、急遽見に行くことに。
この日は2022年2月11日。すでに咲き終えている花もありましたが、まだ咲いているコスモスも多くありました。
住宅街にあらわれたコスモス畑
国道329号線沿いに誘導案内板があるので、これを目印に入っていきます。
専用駐車場はないので、公共交通機関で来ることをおすすめします。
周囲は住宅街。コスモス畑なんてあるのかなぁ。。。
なんて思いながらまっすぐ進んでいると、一面ピンク色の花畑にたどり着きました。
コスモスに囲まれて歩く小道がメルヘンな気分にさせてくれます。
大きな木の下にはベンチが置かれていて、コスモスを眺めながらゆんたく(おしゃべり)を楽しんでいるお姉さん達もいました。
赤、白、ピンクと一つ一つ表情が違っていて、華やかです。
内間御殿(うちまうどぅん)を見学
内間御殿とは
内間御殿(うちまうどぅん)とは、2011年に国の史跡に指定された祭祀施設です。
琉球王朝第二尚氏の始祖、尚円王(金丸)が王位につくまでの15年間、ここに住んでいたと考えられています。
尚円王の没後約190年が経ったころ、当時の国相・向象賢(羽地朝秀)の提案で尚円王の旧宅跡地に東江御殿という神殿を建てたのが内間御殿整備のはじまりです。
その後、琉球王国の国家的聖地、村人の祭祀の場として整備・改修が進められました。
内間御殿のサワフジ(サガリバナ)がお出迎え
東江御殿正門の手前に、町指定天然記念物の「内間御殿のサワフジ」(サガリバナ)があります。
なんと樹齢400年以上といわれています。
サガリバナって咲くとあたり一帯が甘くいい香りに包まれますよね。
夏咲くのが楽しみです^^
内間御殿の文化財
東江御殿(あがりーうどぅん)の中には香炉が置かれた御神壇がありました。
先王旧宅碑台座の石碑には国の聖地として改修された経緯が刻まれています。
尚円王(金丸)が使ったとされるカニマルウカーの中には水が溜まっているのが見えました。
写真奥に見える西江御殿(いりーうどぅん)は戦前まで瓦葺きの神殿が建っていたそうです。
周囲には大きなフクギがたくさん植えられています。もっとも古いもので樹齢350年!
内間御殿はいま、整備工事をしているようで、全体を見ることはできませんでした。
西原町の内間御殿整備基本計画(案)によると、2032年完成予定のようです。
完成したら、あらためて見に行きたいですね♪
施設情報
内間御殿(うちまうどぅん)
場所:沖縄県中頭郡西原町嘉手苅59
専用駐車場なし
バス:⻄原シティ前停留所、⼩那覇停留所で下車徒歩約 5 分
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